皆さん、こんにちは。Well-being研究家の大野です。
ファイナンシャルプランナー(お金)×キャリアコンサルタント(仕事)として、皆さんが「Well-beingな暮らし」——つまり、心も体も、そして社会的にも“満たされた”状態で生きていくお手伝いをしています。
突然ですが、皆さんに質問です。
「ミッキーマウスは何の動物でしょうか?」
「バカにしているのか?」「そんなの常識だろう!」という声が聞こえてきそうですね。 もちろん、正解は【ねずみ】です。
では、もう一つ質問です。 「あなたは、いつからミッキーがねずみだと知っていますか?」
「生まれた時から知っている」と答える方もいるかもしれません。でも、実際には1歳や2歳の頃は知らなかったはずです。お母さん、先生、あるいはテレビの番組……。過去のどこかのタイミングで、誰かがあなたに「ミッキーはねずみなんだよ」と教えてくれたから、今のあなたには「常識」になっているのです。
「知らない」は、すべてのスタート地点
以前、あるセミナーでこんな言葉を聞きました。
『知っている』は『知らない』の後に来る。 『知らない』は『知っている』の前に必ずある。
当たり前のことのようですが、部下指導の現場に立つと、私たちはこの大前提を忘れがちです。
「なんでこんなことも知らないんだ!」 「これくらい常識だろう」
そうやって部下に対してカリカリしてしまう瞬間はありませんか? でも、少し立ち止まって考えてみてほしいのです。
その部下は、これまでにそれを「教えられた経験」があるでしょうか?
「常識がない」のではなく「教わっていない」だけ
私自身、最近まで「なんでこんなことが分からないんだ」と周囲にイライラしてしまうことがありました。しかし、ふと気づいたのです。
「教えられたことがなければ、知らなくて当たり前」なのだと。
私たちが「常識」だと思っているルールや仕事の進め方は、かつての先輩や上司、あるいは地域の大人が時間をかけて教えてくれた「知識の積み重ね」です。
もし部下が「知らない」のであれば、それは単なる能力不足ではなく、まだその情報に出会っていないだけかもしれません。
指導のイライラを「教育」に変える3つのステップ
部下に対して「常識がないな」と感じたら、カリカリする前に次のステップを試してみてください。
- 一瞬、立ち止まる 「なぜ知らないんだろう?」と背景を想像してみる。
- フラットに教える 「教わっていないなら、今教えればいい」というスタンスで伝える。
- 「違い」を認める 相手が違う常識(価値観)を持っているなら、どう折り合いをつけるか話し合う。
最後に:かつての「教える大人」に、私たちがなる
昔は、家庭だけでなく近所のおじさんや学校の先生など、多種多様な大人が「家で教えてくれないこと」を口うるさく、でも親身に教えてくれました。そうやって私たちは社会のルールや善悪を身につけてきたはずです。
今の職場において、その役割を担うのが先輩社員や上司なのかもしれません。
「知らないこと」を責めるのではなく、「知るきっかけ」をプレゼントする。 そう考えるだけで、少しだけ心のトゲが丸くなりませんか?
私も、つい「言わなくてもわかるだろう」と教えることをサボってしまうことがあります。これからは、部下が新しい「常識」を手に入れられるよう、丁寧に言葉を尽くしていきたいと思います。
今回はこの辺で、したっけね!!

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