終活は「人生後半のライフデザイン」

ライフデザイン

こんにちは!
Well-being研究家の大野です。

先日、ある方から「遺言について話をしてほしい」というご依頼をいただきました。 僕は一般的な遺言の話はできますが専門家というわけではありません。ですから、遺言も含めた「終活全体のお話」としてご提案したところ、快くご了承いただき、お引き受けすることになりました。

今回は、その講座でお話した「私なりの終活の捉え方」をブログでもシェアしたいと思います。

「終活」にどんなイメージを持っていますか?

みなさんは「終活」と聞くと、どんなイメージを浮かべますか?

  • 「老後にするもの」
  • 「死ぬ前に持ち物を整理すること」
  • 「なんだか死を連想させて、ネガティブな気持ちになる……」

そんな風に感じて、心のどこかで遠ざけている方も多いのではないでしょうか。

でも、実は終活って「ライフデザイン」にそっくりなんです。というか、私は「人生後半のライフデザイン」そのものだと思っています。

(「後半って一体いつから?」と思われるかもしれませんが、その理由はここから解説していきますね)

終活は、ライフデザインの中に含まれる

AIのCopilotくんに「終活とは?」と訊くと、こんな回答が返ってきました。

終活: 人生の最期を安心して迎えるために、事前に備えておく取り組みのこと。

一方で、ライフデザインの定義は「デザイン思考を使って、人生を望む姿に導いていく手段」です。

   「最期を安心して迎える」=「人生を望む姿に導いていく」

こうして並べてみると、終活はライフデザインの大きな枠組みの中にすっぽりと含まれていることが分かります。
※ライフデザインとデザイン思考については、ぜひこちらの過去記事も参考にしてくださいね。
https://jibunrasiku.net/%e7%90%86%e6%83%b3%e3%81%ae%e6%9a%ae%e3%82%89%e3%81%97%e3%82%92%e5%8f%b6%e3%81%88%e3%82%8b%e6%96%b9%e6%b3%95%ef%bc%9a%e3%80%87%e3%80%87%e3%82%92%e6%8c%81%e3%81%a8%e3%81%86/

では、安心して最期を迎える(=人生を望む姿に導く)ために、私たちは一体何から始めればいいのでしょうか?

何から始める?まずは「自分を知る」ことから

私が最初におすすめしているのは、「自分のことを知る」ということです。

「自分のことなんて、自分が一番よく分かっているよ」と思うかもしれません。でも、意外と分かっていない人が多いのです。実は、かく言う私もその一人でした(今でも分かっていない部分があるくらいです)。

そこで役に立つのが、エンディングノートです。

「終活だからエンディングノート」と言っているのではありません。このノートは、私たちにさまざまな「問い」を投げかけてくれる優秀なツールなのです。

たとえば、こんな質問があります。みなさんはすぐに答えられますか?

  • 趣味、特技
  • 好きな食べ物、好きな色、好きな花
  • 好きな映画
  • 尊敬する人、影響を受けた人、座右の銘

……いかがでしょうか? 恥ずかしながら、私は最初に書こうとしたとき、すぐには書けませんでした。

さらに、こんな質問も。

  • 人生で一番楽しかった思い出は?
  • 今まで行った中で、一番素敵な場所はどこ?
  • 仕事や過去のキャリアで、最も誇れることは何?

エンディングノートによって質問は違いますが、似たような感じです。これらは何歳から書いても自由です。「毎年のお誕生日に書く」「新年の目標と一緒に書く」と決めておくと書きやすくなりますよ。

多くのエンディングノートには「自分年表」のページもあります。 生まれてから今までを振り返ることで、「ああ、こういう想いがあるから今の仕事を始めたんだっけ」「あの出会いがあったから、今の自分がいるんだな」「あの時の大失敗も、今なら笑い話だな」と、たくさんの愛おしい気づきが生まれます。

今までの自分を振り返っていると、「やりたかったこと」や「行ってみたい場所」を思い出すかもしれません。そしたら、すぐに計画を立ててください。今動かないと、人生の最後に後悔してしまうかもしれませんから。

エンディングノートは、ただの記録帳ではありません。「これまでの人生を振り返り、これからをどう過ごすか」を考えるための、最高のきっかけをくれるものなのです。

相続の語源は「相(すがた)を続ける」

「相続対策」も「遺言」も、この「これからどう生きたいか・どうありたいか」という根っこの想いがなければ、ただの形式的な作業になってしまいます。

少し話は変わりますが、「相続」という言葉の語源をご存知ですか? もともとは「相(すがた)を続ける」という仏教用語で、「因果が連続して絶えないこと(原因と結果が続いていくこと)」という意味なのだそうです。

私はこれを、「自分が人生で作り上げたもの(想いやあり方)を受け継いでいくこと」だと解釈しています。

現代では主に「財産(お金や土地)を引き継ぐもの」となっていますが、本来は「大切な想いや生きる姿勢を引き継ぐもの」だったはずです。

でも、普段の忙しい生活の中で「自分の生きる姿勢や想い」なんて、なかなか考える機会はありませんよね。だからこそ、エンディングノートを通じて、自分の想いやあり方を意識してみてほしいのです。

終活とは、生前整理や遺産相続といった事務手続きだけではありません。「自分の想いを次の世代へ引き継ぐための活動」なのです。

だからこそ、まずは「自分を知る」ことから始めてみませんか?

あなたが「どう生きたいか」「何を伝えたいか」を見つけた先に、生前整理や相続対策、遺言を書くといった具体的な作業があります。

この記事が、あなたのこれからの人生をデザインする何かのヒントになりましたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

したっけね!

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