「やってみよう」の本当の意味

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2026年3月5日。待ちに待ったWBCがついに開幕しました。 2月のミラノ・コルティナ冬季五輪、そして6月のサッカーW杯……
今年はテレビの前から離れられない、スポーツファンにはたまらない一年です。

その五輪の舞台で、僕の目を釘付けにしたのがフィギュアスケートの中井亜美さんでした。正直、ショートプログラムを見るまでは彼女のことを全く知りませんでした。でも、氷の上に立った彼女は、誰よりも輝いて見えたんですよね。

終始絶やさない笑顔。心から氷の上を楽しんでいるような、瑞々しい演技。 そして何より、あの完璧なトリプルアクセル

女子フィギュアにおいて、トリプルアクセルは「諸刃の剣」だそうです。失敗すれば大きく減点される。そのリスクを恐れ、安全策をとる選手が多いなか、彼女は迷わず果敢に挑み、見事に銅メダルを掴み取りました。

後のインタビューで、彼女はなぜあの高難度ジャンプを跳んだのかと問われ、こう答えました。 「後悔したくなかったから」

この言葉が、僕の胸に深く突き刺さりました。 普通なら、メダルを確実にするための「安全策」を選びますよね。

みなさんはどうですか? 「もし失敗したら……」と、守りに入ってしまうことはありませんか。

今の僕は「まず、やってみる!」を信条にしていますが、かつての僕は、筋金入りの「動けない人」今でも時々思い出す、高校時代のほろ苦い——いえ、今でも消えないほど後悔している経験があります。

「やった後悔」と「やらなかった後悔」。 果たして、一生消えない傷跡を残すのはどちらなのか?

今日は、僕が身をもって知った「やってみよう」という言葉の、本当の意味について考えたいと思います。

3年間のブランクという「不安」

僕は小学校4年で野球を始めましたが、中学では野球ではなくサッカーを選びました。ただ1年で退部し、3年生の時に誘われて3か月だけテニスに転向。そして、高校で再び野球部に入りました。

中学の3年間というのは、勉強でもスポーツでも、土台を作る非常に重要な時期です。体が大きくなり、基礎練習が血肉となる。いわば「スポーツのベース」が出来上がる時期。

高校野球を志した僕は、その「スポーツのベース」が抜けていて、同級生と比べても圧倒的に「経験値」が足りない状態でした。

チャンスの神様は、突然やってきた

そんな僕に、高校1年の秋、チャンスが巡ってきます。 3年生が引退した新チームでの試合。2年生が主体のチームで代打として名前を呼ばれたのです。

結果はどうだったか。 バットを一度も振ることなく、見逃し三振でした。

バッターボックスに立った時、僕は余計なことばかり考えて、体が石のように固まってました。

僕が打席で考えていた「ありえないこと」

その時、僕が頭の中で何を考えていたと思いますか?
「ヒットを打てるか?」ではありません。

実は…… 「塁に出た後、どうやってスライディングすればいいんだろう?」 でした。

中学で野球をしていなかった僕は、スライディングの練習をほとんどしたことがなかったんです。 「ヒットが打てるかもわからないのに」 「ランナーになれるかもわからないのに」 「そもそも大した選手でもないのに」

まだ起きてもいない、先の先の不安に飲み込まれ、目の前のボールに全く反応できませんでした。

「行動しない後悔」は30年消えない

その時、僕がすべきだったことは、たった一つ。
「今できること」=「バットを振ること」に全力を尽くすこと。

結果がアウトでも、空振りでも、振っていれば納得できたはずです。でも、僕は何もせず、ただ見送ってしまった。

その後、チャンスはなかなか巡ってこず、高校野球はずっと控え選手のままでした。 この時の「何もできなかった」という後悔は、40年近くたった今でも鮮明に覚えています。

「行動して失敗した」後悔より、「行動しなかった」後悔の方が、ずっと長く尾を引くのです。

これは心理学的にも証明されています。

「まずは振ってみる」から人生が動き出す

この苦い経験を活かし、今の僕は「まず、やってみよう!」と動くようにしています。

もちろん、今もできないことはたくさんあります。失敗して恥をかくこともあります。 でも、「スライディングの方法」を心配して打席に立っているより、空振り三振する方が100倍マシという感覚です。

もし、今あなたが「考えすぎて動けない」のなら、ささやいてください。

「まずは、やってみよう!!」

先のことは、やってから考えればいい。 まずは一歩、踏み出すことが幸せな未来につながります。

ドラマ『僕の生きる道』の中に、「幸せな人間とは、後悔のない人生を生きている人だと思う」というセリフがありました。「やらない後悔」は一生消えません。だからこそ、「まずはやってみる」ことが大切なんだと僕は解釈しています。

Well-being研究の第一人者、前野隆司先生が提唱する「幸せの4つの因子」の一つにも、まさに「やってみよう!」が含まれています。

つまり、「やってみよう!」という言葉は、僕たちが幸せになるための最高の「合言葉」なのではないでしょうか。

それでは、今回はこの辺で。 したっけね!

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